

毎年4月22日は「地球の日(アースデイ)」
1970 年にアメリカで初めて開催され、環境問題への関心を高めるための記念日として世界中に広まりました。現在では190 以上の国や地域で様々 なイベントやキャンペーンが行われ、地球環境を守るための大切な日となっています。
地球の日って何?みんなで考える大切な日
地球の日は、1970年にアメリカで生まれました。当時のアメリカ上院議員のゲイロード・ネルソン氏が、主に学生に参加を呼びかけ環境問題の討論集会を開催したことがきっかけとなり、4月22日を「アースデイ」としました。
地球は私たち人間だけでなく、多くの動植物が共に暮らすかけがえのない場所です。しかし、気候変動や森林破壊、大気汚染など、人間活動によって多くの環境問題が深刻化しています。こうした課題は一国だけで解決できるものではなく、世界中のみんなが協力して取り組む必要があります。
地球の日には、特別に何かをするという決められたルールはなく、個人や企業がそれぞれの方法で、地球のために自由にアクションが起こせる日です。「私たち一人ひとりができること」を考え、行動するきっかけを作ってくれる日。小さな一歩でも積み重ねれば、大きな変化につながります。
自然と共に歩む、環境にやさしいものづくりとは
ファッション業界は世界第2位の環境汚染産業と言われており、世界的に見ても環境負荷が大きい分野です。大量生産・大量消費によって資源が大量に使われ、水質汚染や二酸化炭素排出も問題視されています。
ニット製品は、その柔らかさや暖かさ、着心地から人気ですが、生産過程においては裁断くずや廃棄物が発生することもあります。しかし昨今は、多くのニットメーカーがサステナブル(持続可能)なものづくりへとシフトしています。
例えば、
- 生分解可能な素材やリサイクル素材を使用する
- 生産時に出る残糸(余った糸や廃棄する糸)を再利用する
- 水やエネルギー消費、資源の無駄を抑える最新設備を導入する
これらの取り組みによって、環境への負担を減らしながらも高品質で長く愛用できる製品づくりが進んでいます。
また、私たち消費者も「長く大切に着る」「洗濯方法に気を配る」など、小さな工夫で衣類寿命を延ばすことが推奨されています。ニットから始まるサステナブルライフスタイルは、未来の地球につながっていると言えます。
環境配慮をカタチにする、取り組み紹介
BLUEKNIT には、サステナブル(持続可能)なものづくりを採用しているニットメーカーが参加しています。その中から、ここでは2社の取り組みを紹介します。
有限会社佐藤ニット/つかいきる課
東京都八王子にある佐藤ニットは、生産工程でどうしても発生してしまう「残糸」を無駄なく活用しています。通常なら廃棄されてしまう編み損じた製品もほどいて糸に戻し、新しい商品づくりへと再生しています。この取り組みは資源循環型社会への貢献だけでなく、廃棄物削減によるCO2 排出量低減にもつながっています。
佐藤ニットでは「捨てないものづくり」をモットーに、丁寧な製品づくりと環境配慮を両立させています。
株式会社寺田ニット/KURUMIFACTORY
山梨県にある寺田ニットは、「人、環境、未来、すべてにやさしいものづくり」を企業理念の中心に据え、ホールガーメント® による裁断廃棄の出ない生産方法と、最新技術導入によって溶剤ロス削減と地球環境に配慮したものづくりを行っています。
ニットを編み上げた後は、風合いを出したり、製造工程で付いた汚れや繊維に含まれる余分な油分を取り除くため、製品を洗います。寺田ニットが採用したドライ機は、少ない溶剤量で洗浄可能なため溶剤を無駄にせず、また脱液率が非常に高く製品への残留溶剤を減らすことができます。併せて、溶剤を蒸留できる真空蒸留機も採用し、使用済の汚れた溶剤を回収・蒸留し、きれいな溶剤として再利用することで、地球を汚さない、地球にやさしい仕組みを取り入れています。
小さな工夫が未来を変える、私たちにできること
地球の日は一年に一日ですが、環境保全は毎日の小さな積み重ねが大切です。私たちにも日常生活の中でできることがたくさんあります。
長く着ること
お気に入りのニットを大切に扱い、着用後に簡単なお手入れをすることで寿命がぐっと伸びます。ブラッシングや優しい洗濯方法で風合いを守りましょう。
洗濯時の工夫
洗濯ネットを使うことで衣類へのダメージやマイクロプラスチックの流出を減らせます。また、洗剤は環境に配慮したものを選ぶとより安心です。
買い物の意識
サステナブル素材やリサイクル素材の商品を選ぶことも大切です。必要以上に買わず、本当に気に入ったものを長く使う「質の良い消費」を心がけましょう。
リユース・リサイクル
不要になった衣類は捨てるのではなく、リサイクルショップや回収システムを利用し、新しい資源として活用してもらいましょう。
これらは一例ですが、どれも難しいことではありません。少し意識するだけで、私たち一人ひとりが地球への負担軽減につなげることができます。ニットから始めるエコライフ、一緒に始めてみませんか?
