BLUEKNITは持続可能な未来の実現に向けて、環境への負荷を最小限に抑えるためのさまざまな取り組みを行っています。その一つが、地球温暖化に対する取り組み「カーボンニュートラル」です。カーボンニュートラルとは、私たちの日常生活や社会活動で排出される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの量を、吸収または除去することで差し引きゼロを目指し、地球全体の二酸化炭素濃度や気候変動への影響を抑える状態のことです。
その第一歩として、BLUEKNITではニット製品の生産過程から見直し、コットンやウールなどの天然繊維を使用した製品を多く取り扱っています。
天然繊維を使用する理由
BLUEKNITでは、ニット製品の生分解性や健康への配慮、環境への負荷軽減に注力するという点から天然繊維を多く使用しています。
BLUEKNITが天然繊維を選ぶ重要な理由として、製品の生分解性が挙げられます。ポリエステルやアクリルなどの合成繊維は、一般的に長い時間がかかって分解されるため、廃棄物として地球上に残りやすくなります。これに対して、天然繊維は、自然界で分解されやすく、土壌への負荷が低いとされています。
天然繊維は自然由来であり、肌にやさしく、通気性や吸湿性が高いものが多いという特徴があります。BLUEKNITでは、お客さまに快適な着心地を提供するということにこわだり、安心・安全な素材である天然繊維を積極的に採用しています。
衣料品に最も多く使用されているポリエステルなどの化石燃料を原料とする合成繊維は、焼却処理されることで大気中の二酸化炭素(CO2)を増加させます。一方、天然繊維は素材生産時に二酸化炭素を再吸収するので、地上の総炭素量を増やすことはありません。
綿やウールなどの繊維からなる糸くず、裁断くず、古着などをくずして、もう一度わた状に戻す技術「反毛(はんもう)」。エネルギーをあまり使わずに小ロットでリサイクルできる、サステナブルなリサイクル方法です。特にウールは、再販価値も高く、再利用ニーズが多いのが特徴です。
これからの未来をつくる選定
天然繊維を使用することが100%サステナブルであるとは言いにくいのも事実です。天然繊維の生産においても、持続可能性への課題や懸念点が存在することを、私たちBLUEKNITは認識しています。
例えば、一部の天然繊維の生産においては、森林伐採や土地利用の問題が発生する場合があります。また、農薬や化学肥料の使用など、天然繊維の栽培過程での環境負荷や、天然繊維を加工する際に使用されるエネルギーや水資源の消費も考慮しなければなりません。ウールなどの動物性の天然繊維に関しては、動物愛護や動物保護の観点から、怪我をさせることなく、倫理的に適切に飼育された動物から採取された繊維かも、意識しなければなりません。
天然繊維に変わるサステナブルな繊維として、リサイクル繊維や農薬・化学肥料を使わずに栽培される植物繊維、代替繊維など、安全性・持続可能性に配慮した素材や、信頼性を提供する認証制度を取得した素材も使用していくなど、継続的に環境への影響を改善していくべきであるとも考えます。
BLUEKNITは、これらの課題に真摯に向き合い、持続可能な原材料の選定や製造プロセスの透明性を重要視し、より良い未来へと進んでいけるよう、多様な人たちと協力しながら、地球環境に配慮したモノづくりの実現に向けて貢献していきます。